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社屋リノベーション工事(進捗状況Ⅱ)2026.1~

社屋リノベーション工事(進捗状況Ⅱ)2026.1~

2026.1~からの社屋工事の進捗状況を紹介しています。それ以前はこちらより→ ▶️パートⅠはこちら

天井内空調ダクト施工中 2026.3.26

社屋改修に伴い、天井内に空調ダクトを新設しています。既存建物のため、梁や構造体との干渉、限られた施工スペースの中でルートを検討しながら施工を進めています。空調ダクトは、室内環境を左右する重要な設備であり、配置や施工精度が快適性に直結します。

既存建物の改修では、図面通りにいかない場面も多く、現場ごとの判断と対応力が求められます。中には、他社施工において構造躯体に安易に開口を設けて設備を通しているケースも見受けられますが、本来は建物の安全性に配慮した慎重な判断が必要です。

見えない部分だからこそ、施工の考え方や品質に差が出ます。ナカイチでは、構造への影響を十分に考慮し、安全性と品質を確保した施工を行っています。

コンクリート柱、梁補強 2026.3.16

既存建物の耐震工事では、解体後に初めて分かる課題が少なくありません。特に築年数の古い建物では、竣工図面と実際の構造が異なるケースや、当初は問題とされていなかった部分に不具合が見つかることもあります。今回の工事でも、解体後に2,3階のコンクリート柱に耐震上の問題があることが判明しました。設計事務所と協議のうえ、追加の補強工事を実施しています。

具体的には、柱にジャンカ(コンクリートと骨材の付着不良)が確認され、鋼板による補強を行いました。また、3階の梁にも欠損が見つかり、同様に補強対応をしています。これらの不具合を放置すると、内部鉄筋の腐食や耐震性能の低下につながります。特に、鉄筋が空気や水分に触れる状態になると「鉄筋爆裂」が発生しやすくなり、コンクリートの剥離や劣化をさらに進行させる要因となります。

既存建物の改修は、「壊してみて初めて分かる」ことへの対応力が問われます。ナカイチでは、現場で判明した課題にも柔軟に対応し、安全性と品質を確保した施工を行っています。

1階の土間コンクリート 2026.3.12

1階入口部分では、既存の土間コンクリートを撤去し、新しい床の下地づくりを進めています。当初の計画にはありませんでしたが、既存社屋の床がレンガだったことを考え、リノベーション後も一部分にレンガを取り入れることになりました。既存のレンガ面も、できる限り活用する予定です。

レンガ業者の方に確認したところ、ナカイチの既存のレンガは品質が非常に良く、例えるなら「東京駅のレンガと同じようなもの」とのことでした。長い年月を経ても使い続けられる、しっかりとした素材です。レンガといえば、明治期の建物など、歴史を感じる建築に多く使われてきた素材というイメージがあります。今回のリノベーションでも、ただ新しくつくるのではなく、これまでの社屋が持っていた雰囲気や素材を大切にしながら計画を進めています。

ナカイチの社屋づくりは、歴史へのリスペクトと、これからの未来への希望を重ね合わせたもの。過去を受け継ぎながら、新しい価値を生み出す建物を目指しています。

内部階段材料搬入 2026.2.23

社屋1階から4階までをつなぐ内部階段を新たに設置します。既存建物への資材搬入となるため、耐震ブレースの材料と同様にクレーンを使用し、新築工事以上に慎重な搬入作業が求められます。

現場責任者は、搬入経路や作業手順、安全確保について何度も確認を重ね、入念に計画を立てて当日に備えていました。既存建物での工事は、新築とは違う難しさがあり、技術力が試されます。

耐震ブレース設置完了 2026.2.18

耐震性能を高めるために、耐震ブレースを各階に設置します。2,3階の東面には、大型の耐震ブレースを設置しました。このブレースは、耐震性能を高めるだけでなく、デザインとしても利用します。

RC壁(開口部) 2026.1.18

外部階段撤去後の開口部を閉塞し、新たにRC壁を構築しました。既存躯体にアンカー筋を施工し、新旧コンクリートが一体となるよう十分な補強を行っています。

耐震壁が完成 2026.1.10

耐震工事では、事前に耐震診断を行い、建物の現状を正確に把握したうえで、工事後の使い方やご予算も踏まえた耐震設計を行います。
今回は、耐震壁の新設やブレースの設置など、複数の工法を組み合わせることで、建物全体の耐震性を効果的に向上させています。

それ以前はこちらより→ ▶️パートⅠはこちら

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